2014年01月14日 の記事一覧

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2009年10月 告知された日のこと

通常、告知ってどんなふうに言われるんでしょう?

ズバリ、「あなたはガンです」って感じ?

わたしの場合は、

「悪い結果が出ました」ってだけだったんですよね。


悪い結果。


直接的に病名を言われたわけじゃないので、

なんだか、まだ希望の余地があるような気がしてしまいます。

帰って、すこし落ち着いて考えてみると、

「もしかして、誰か他の人の組織と間違えたんじゃない?」

などと、考え出してみたり。(←落ち着けって感じです)

だって、わたしはこんなに元気だし、家系にガンはいないし、心当たりもありませんし。


ともかく、告知のようなものを受けて帰ってからは、
図書館に走り、乳がん関係の本を借りまくってきました。

買わないあたりがケチな感じです(´∀`)

でも、買わなかった本当の理由は、

自分の家にそういう本を置きたくなかったから、です。

なんだろう、うまく言えないけど、
置いておくとガン患者であることを認識せずにはおられない、というか、そんな感じで。


読書は得意なので、借りてきた本を怒涛の勢いでざっと読みしていきます。


どの本にも、


「乳がんは手術を終えてからが、本当の闘いです」



と書いてあります。

でもわたしは大丈夫。


だって初期で、ちょちょいと切っちゃえばいいって言われたし。


なんて思いもする反面、

エライことになってもうた(゚д゚lll)
 とも思いました。




そんな感じで、その日は本を読み漁り、
読んだあとは、ネットで情報収集をしまくりで、頭はぎゅうぎゅうのぎゅうでした。

集めた情報の中には、こんな記事もありました。


「こういうタイプが乳がんになりやすい!」

 ・初経年齢が早い
 ・閉経年齢が遅い
 ・出産したことがない
 ・最初の出産年齢が遅い
 ・授乳したことがない
 ・閉経後に肥満になる
 ・母、姉妹に乳がんの人がいる
 ・社会的な階層が高い(高学歴)
 ・多量の飲酒の習慣がある
 ・背が高い

「……この中で当てはまるのは、背が高い、だけだわ」

背が高いことを乳がんの関係は、ちょっとなんだったか忘れてしまいましたが、
その情報の中では「は?」というような理由だったような気がします。

ちなみに「社会的な階層が高い」というのは、それだけ婚期が遅れて、
出産の年齢が遅くなるから、と理由付けされておりました。


なんだか占いのようです(´・ω・`)





そうして夜、子供を抱っこして寝かしつけながら、
「万が一、最悪の事態になったら、子供たちはどうなるんだろう?」
と、胸が痛みました。


子供のことを考えた瞬間、恐怖が湧き上がってきます。


「2歳の子が小学校に上がるまで元気でいられるのかしら?」
「上の子は小学生になったばかりなのに……」


そんなことを考えて、初めて、涙がこぼれました。

その時点で、ようやく、実感が湧いたんだと思います。

涙が次から次へと溢れてきて、居たたまれなくなりました。


と、そんな風に、さめざめと泣いていると、


「ぶにゃおぉぉーーーーーーーーーぉぉんッ」

「あおぉぉぉぉーーーーーんッ」



外から、さかりのついた猫の叫び声が飛び込んできて、


neko.jpg


瞬間、思いっきり素に戻りました。


ガラリと窓を開けてみても、猫の姿は見えません。


再びの、猫の声。

夜風にさらされて、頬を濡らしていた涙が、カピカピと乾いていきます。

頬の感触がゴワゴワです。



夜風


なんだか、バカらしくなって、その日の涙はそこでおしまいになりました。


そのまま朝まで悲嘆に暮かねなかったので、そういう意味では、猫サマサマですかね。


あのときの猫の声は、今でもはっきりと覚えております(´∀`)

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2009年10月 告知の風景

病院から電話をもらって、急いで行くと、受付のところで、
看護師さんたちが、こちらを見て、何やらヒソヒソと話し始めます。


なんでしょう。


なんだか、憐れむような眼差しを感じます。


実際、私のことを話していたのかは知りませんが、
私の傍らには、2歳になったばかりの子がいたので、


「ガン」と「幼子」というセットで見ると、哀れを誘う組み合わせではあります。


実際、診察室に入ってからも子供は無邪気で、キャッキャとはしゃいでおりました。
机の上にある、ペコちゃんのキャンディーを手にして、ニコニコと笑っています。

子供


そんな中、悪い結果を話さなきゃいけない先生も、ちと気の毒です。


そこまで覚悟しておきながらも、どこかで、
検査の結果はグレーくらいかも知れない、とうっすら期待もしておりました。


期待というか、希望というか。


でも、先生、ズバリと言い切ります。


「悪い結果が出ました」


ガーン(゚д゚lll)


「あー、そうですか」

「エコーで見たときから、そんな感じがしてたんだけど」


Σ(゚Д゚)なんですと!?


確か、あのとき、先生は「大丈夫だよ~」と明るくおっしゃっていたはず。


なるほど。


道理で、「でも一応ね」と、針生検を勧めてきたわけです。


さすが、何百人と検査してきた先生です。
うまいこと検査に持っていくんだなぁ、と思いました。


エコーですでに察しはついていたものの、
検査の結果が出るまでのあいだ、余計な不安を煽らないように、
「大丈夫だと思うよ~」とおっしゃっていたのでしょう。


それがありがたくもあり、早く言って欲しかった気持ちもあり……。


まあ、決定ができないのだから、ああいうふうにしか言い様がなかったのかな、とも思います。


けれど、コレ、このパターンで、いざ告知の段階になって、
「大丈夫って言ったじゃないですか!!」ってかみつく患者さんも中にはいるはずです。


こうした病気に接するお医者さんって、大変ですね。


そのあとも、先生は言葉を選んで慎重に、ゆっくりとその後のことについて説明してくれました。


「これから治療ということになります」

↑まったくグレーとかの入る余地なしです。それくらいハッキリとがん細胞だったんでしょうねー


「まずは紹介状を用意しますので、どこがいいかおっしゃってください」

どこがいいかと聞かれても、私もよくわかりません。
乳腺外科に、先生の先輩がいるという病院をおススメされるままにチョイスします。


このとき、わたしのシコリは1センチ弱といったところでしょうか。

「はっきりと断言はできないけど、それくらい小さいんだったら、初期だと思うよ。
ちょちょいと切っちゃえば、それで済むんじゃないかなあ


ちょちょいと切ればそれで済む。


それは、とても魅力的な言葉に感じました。

なんだ、大したことないんだー。


でも、それはとんだ間違いであったと、4年経った今は強く強く思います。


ちょちょいと切ってからが、本番じゃないですかあ



それ以来、この先生にはお会いしてませんが、もし会うことがあれば、声を大にして言いたいセリフです。


そうして、「がんばってね」という言葉を最後に、診察室を出ます。


あーあ、やっぱりクロだったかー


隣では、子供がもらったキャンディーを手にうれしそうに笑っています。



車に乗り込んでから、夫に報告をしました。


「ウソっ」

そう、つぶやいて絶句しておりました。


デスヨネ。



これから、両親にも報告しなければなりません。


実はこれが一番、気が重い。


いろいろとめんどくさいなーと思いつつ、家へと車を走らせます。

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